匡未のブログ: On The Market

ビジネス系イラストレーターによる不定期な日報。

【ラブカセ部】プレイリスト:サヨナラ平成・洋楽100

何と、こちらアップ日が4月1日。ゴールデンボンバーさん、仕事が速過ぎ…。


当方、既に乗り遅れてますが、新元号「令和」が発表となりましたね。世間には色々と感想や御意見が流れていそうですが、個人的には、響きの点で中々アニメっぽい感じかなとか思いました。「レイ」という名前のキャラクターは結構多いですよね。

それはさておき今回ですが、改元という一つの区切りという事で、去り行く平成の30年を振り返ってみたくなったので、一音楽ファンとして、その間によく流れた楽曲を集めてみようと思った次第であります。

第一弾「Play List:サヨナラ平成 ・洋楽50+」

www.youtube.com


1989年から1995年くらいの平成初期にラジオやテレビ、街角で流れていた洋楽を集めてみました。計100曲、多分5時間のロングプレイ。

セットリストは以下となります。

40代くらいなら、多分、どれかは耳にしたことはある筈。しかし多い。この時点でCDなら何枚組になっちゃうんでしょう?

尚、ボク的に特に懐かしいと感じるのは

当時の世相を反映してか明るいですよね。当時の会社のパイセンが、クルマの中でよくかけてました。

あとこちらとか。

曲自体もゆったり気味で良いのですが、何といっても元CG屋的にプリミティブな表現が堪りません。ホントはこういう緩い表現をやりたかったのですが、時代はリアル一辺倒という感じで、日々、ボチボチとドット絵作業でリアルな質感を追求したテクスチャを作ってましたね…。時間が出来たらオマージュっぽいのを作ってみたい。

こちらは三ツ矢サイダーのCMに使われてた曲。

 最近は最新の洋楽をCMに使うという感じではない印象ですが、どうなんでしょう?

こちらも日本航空のCMで使われてましたね。

 懐かしい…。

こちらなどは空耳のネタにされる事で有名ですよね。

タイトルとアーティスト名うを知らなくても「和田だだんだだ勉」の検索でヒットします。

あと、今回は入れてませんが

Hey! D.J.

Hey! D.J.

  • World's Famous Supreme Team
  • R&B/ソウル
  • ¥200
  • provided courtesy of iTunes

 とか

Good Vibrations

Good Vibrations

  • Marky Mark & The Funky Bunch
  • ポップ
  • ¥150
  • provided courtesy of iTunes

或いは

Copernicus

Copernicus

  • provided courtesy of iTunes

 とか

男と女

男と女

  • provided courtesy of iTunes

 

 …挙げていくと実はキリがない。

 

これからの約三週間、この手の物を扱った音楽番組の企画が出て来そうな気がします。例えば「今日は一日平成三昧」とかそんな感じのモノ。

https://www4.nhk.or.jp/zanmai/

もっとも実際の三昧のサイトを見ると、そういう予定はない様ですが、それは是非やって欲しいところ。

リアタイ世代でも、世にあるモノ全てを聴いてたわけじゃないし、知らない物も沢山流れて来そうですからね。


真鶴アート提灯プロジェクトに参加します。

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「Into The Sky 2 & 1」

この度、クリエイターズキャンプ真鶴のイベントの一つ、ゼルス(株)主催の「アート提灯プロジェクト」に参加します。

https://creatorscamp.jp


3月21日~しだれ桜の宴の期間中が開催期間との事で、会場となる荒井城址公園には百名の参加作家による提灯が並びます。搬入時にチラと見ましたが、とても豊かな彩りとなりそうです。

是非、現地へ足を運んでいただければと思います。

尚、ウチの作品は、春なので元気なフレッシャーズをモチーフにしております。

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「フレッシャーズ」

よろしくお願いします。

入賞しました。

陸王」読了。ドラマの続きが気になり、誘惑に負けました。現時点でのベストアクターは寺尾聰さんですね。

さて、御報告がかなり遅れましたが、外苑前のギャラリーMAYA主催「装画を描くコンペティションVol.17」で入賞、準・高柳雅人賞を戴きました。

 

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シャイニング/S・キング

vol.17 | GALLERY HOUSE MAYA


コンペの入選って実は10年ぶりくらい。この装画コンペも最終選考止まりが続き(過去10年で3回)、ようやく鉄の天井を突破した?というところでしょうか?

その10年前のそれというのはイラストレーション誌の企画「ザ・チョイス」で、アートディレクターの森本千絵さんが選考された回。正確には準入選で、今とはペンネームもタッチも全然違います。技法もアナログでした。

さてコンペ、長くやっていて思った事ですが、自分の場合、自分の趣味で描いた様なモノは尽く落選でした。何らかの形で引っ掛かった時には共通のパターンがあって、それは大抵、描いていて面白いと思えた物の場合なんですよね。ネタで描いたというのか、ややいたずら心というのか遊び心からスタートした物は概ね反応が良かったりしました。

そりゃそうかもです。審査員だって人間です。機械的な基準で選んでいるわけでは無く、何となくクスッとさせられたり、余りに意外でビックリしたりと、そういう物にインパクトを受けるのは当たり前。逆に、選ぶ側の立場というべきか、普通にお客の立場に立ってみれば、そういうチョイスは当たり前でしょう。

ボクの場合は、ウケる事、つまり他人目線を少しは意識しなければダメという感じでした。

過去に、ゲームの仕事でCGやっていた当時から感じる物はありましたが、いわゆる天然・天才の人って、ナチュラルにウケる特別な物がサラッと描けたりする様に見えます。しかしそうでない、ボクなんかもその中に入るのでしょうが、いわゆる凡庸な作り手って、普通に描くだけでは歯が立たない。何らかの+αの工夫をして初めて天然・天才と勝負できる土俵に立てるという感じです。彼らに勝つとなると、そこから更なる+αを加える必要が出ます。

実のところ、セツモードに通ってた当時は、そういう作為的な工夫がイヤで、それを捨ててやっていて、一応はそこそこ満足いく感じにやれてました(割とロビーに貼り出して貰ってましたし)。

しかし、そこから離れ、実際の世間に送り出すイラストレーションに取り組むとなると、それではイカンと悟らざる得ないシーンが多かったというのが実感です。

「天然では行き詰まる」というのが、ボク自身の結論です。

きっと世間には「ありのままの自分」「素の自分」で勝負し、勝つことが一番美しいという価値観がある事は重々承知してますが、しかし、その縛りが命取りになる事もある事は覚悟した方が良いかとも感じます…。

どっちを取るか?自分という物を見極め、これはなるべく早い段階で気がついた方が良いかと思います。

尚、ボクはそういう「素の自分」をぶつけた様なモノは、誰にも見せる事のない自身のライフワークに留めようと思っております。誰の目線も気にせず、存分に自由な世界を持つというのは、必要な事だとも感じますしね。自分の中でバランスを取る事も大事なのです。

派手で美しい薔薇でさえ。

ツイッターで「展示にお邪魔しました」という企画じみた事を、個人的に細々とやっております(現状、あまり影響力があるわけではありませんが…)。

こちら要するに、実際にお邪魔した、イラストレーターさんのギャラリー展示について情報を流し、色んな人の目に触れて貰おうという趣旨。尚、展示に行くのは大抵ランダムで、特に狙いを定めてという事はありません。もし呼ばれれば、可能な限り伺います。

さて、情報って、流さない事には誰にも知っては貰えませんし、当然、思い出しても貰えません。日々の情報って、イベントの情報だけでも、イラストレーターさん達の作品展示以外にも多く、埋もれがちなのが現状です。

そして、大抵の展示は一週間(正味5日)というのがスタンダードで、その間に休日は二日。一般の方に観て貰うにもチャンスは少ないというのが実情です。

 「展示」とは、個々のイラストレーターや画家にとって、まさに己を賭けた「大勝負」の舞台です。その規模の大小はさておき、作品展示というものを実際にやってみると、その心中や労力の程は理解するところ。その内容が、個人としてピンと来ないからといって、決して「ぞんざいに扱う」なんて事は、あってはならないとも、個人として強く感じます。

仮に、あるイラストレーターさんの展示や作品が、例えばボク自身にはピンと来なくても、「きっとあんたにお似合いの人がいる♪」でもありませんが、フィットする方はいる筈です。だから、誰に宛てるでもなく、ボトルメールを流すかの如く、その情報をネットで流せば「理想のマッチング」が実現するかも知れない、などと思ったりもするわけです。

現状、そんな感じでやっております。

しかしですが、今のやり方、どうも色々と問題点が発覚しつつあるので、次回くらいからフォーマットを変えます。

先ず、とにかく書くのが追いつかない…。

その上、実は現在、バッテリー回りでスマフォが不調で、そこに左右されて、展示ごとにその発信タイミングに差が出ちゃうという事態も発生しちゃってたりします。結果的に、意図せず不公平な扱いになっちゃうんですよね…。

あと、自分の好みによるバイアスをかけたくないので、全部の情報をなるべくフラットな扱いにしてますが、モノによっては「個人的に大絶賛」というのもチラホラありまして、そこをどう上手く伝えたいか?というのもあります(自分の趣味とか通り越して、寧ろパブリックな意味で「参考になりそうでは?」という物もあるんですよね。ブレイクスルーの凄いヒントになるんですよ…)。

その「大絶賛」も、例えば特にそれがグループ展の中の一つだったりすると、何か小物が偉そうに、そこの参加者達に対して一方的な「格付け」しているみたいになりそうで、エラく微妙な感じもしますしで、「感想」や「批評」というのも難しいと感じます。

そもそもボクは、特別に「感性が鋭い」というCMに出る様なスタア・レベルの「違いの分かる男」でもありません。故に「勉強させていただく」というつもりで、ジャンルを問わず、様々な方々の展示を観て回ってるというのもあります。

よって、ウチのちょっと長めの投稿とかなんて、そこを大前提に読んでいただければ…という感じなのですが、人によっては、全くそうは取りませんから、難しいモノと更に感じます(所謂「小物如きが偉そうに…」というのもありそうです)。

世間には、特にモノツクリ業界には、感受性が並外れて高く、脆く、そして傷つきやすい人が多いというのも、実はよく知っております。

実際、過去に「過ぎた」感想だったのか、決して酷評をしたわけでは無いのですが、結果的に心を傷つけてしまい、以降、感想はなるべく控えていたという事もありました。しかし「無反応」というのも同様に傷つけるという事もあると、最近知った次第であります。

確かに「無視される」「スルーされる」事の悲しさって、さすがにそれ、凄く分かります。

しかし、この世の、例えば本屋さんに出掛けた時、果たしてどのくらいの物に対し無視せず観ているのか?という問題も発生するはずです。

その一点一点が、ガチに生活さえも賭け、送り出されているという事を鑑みれば、かなりの方が無自覚にも、相当に残酷な事をしているという事にもなります。「お前は今までに喰ったパンの枚数を覚えているのか?」というぐらいに無視し、スルーした物なんて、この世の個人個人には沢山あるのが現実です。

「傷つきやすい人」は、そうした事を踏まえて、作品発表はした方が精神衛生には良いんじゃないかと感じます。どんなに派手で美しい薔薇でさえ、無視されるときは無視されるもの。そういう物だと思いますしね…。

「作り手と愛好家の出会いの一助」。その為に、ボクも可能な限り、なるべく多くの情報を公平に発信する様に努めたいと考えます。

よって、これ読んだ方、もしよろしければ個々の作家さんの展示情報の拡散とかでもいいですし、或いは独自の批評をマメに出すなど(寧ろこちらの方が良いでしょう)、ホント、よろしくお願いしたいと思います。

世間には、そのワンクリックで、これから大きく育つ作家性があるのかも知れないのですから。


※追記)2017年9月より「展示にお邪魔しました」は、その本体をインスタに移設しました。アカウントは以下となります。よろしければフォロー、よろしくお願いします。

www.instagram.com